第6回 倫理性

04イマニュエル・カント 肖像画  (wikimedia)

建築はそもそも造形芸術だった(今でも過去形にはしたくないが)。しかし20世紀にはいってコルビュジエが言うように建築は「機械」となってしまった。機械というものは人の利便のためにある。それは社会のためにならなければならない。その意味でそれは機械の倫理を背負わされた。近代建築のそうした倫理性について、建築芸術論者は反論をする。しかし21世紀にはいると、この倫理性は20世紀とは少し様子が違ってきている。

また倫理性を少し離れた建築本来の姿に戻ろうとする流れも見受けられる。

目次

1.建築外的思考批判

1.1 倫理とは
1.2 建築における倫理性

2. ポストモダニズム期の倫理

2.1 一般論
2.2 建築においては
2.3 倫理学と建築の接点

3.21世紀の倫理性

―エコロジー

4悪党性とは…

4.1 みかんぐみ
4.2 石上純也
4.3 藤本壮介
4.4 坂牛卓

《参考文献》

  1. 佐藤俊夫、1960、『倫理学』、東京大学出版界
  2. エイドリアン・フォーティー、2000、『言葉と建築』、鹿島出版会
  3. デヴィッド・ワトキン、1981、『モラリティと建築』、鹿島出版会
  4. ジュージ・マイアソン、2007、『エコロジーとポストモダンの終焉』、岩波書店
  5. 東京国立近代美術館、1986、『近代の見なおし、ポストモダンの建築1960-1986』、朝日新聞社
  6. 石山修武、1984、『「秋葉原」感覚で住宅を考える』、晶文社
  7. みかんぐみ、2007、『別冊みかんぐみ2』、エクスナレッジ
  8. 石上純也、建築ノートNo1「二つの森のプロジェクト」 誠文堂新光社
  9. 坂牛卓、新建築、2005、7月号「生産の場から再生の場へ」新建築社
  10. 藤本壮介、SDレビュー2004「アンケート、建築家たちのサスティナブル観」鹿島出版会
  11. 安藤忠雄×中村光男、新建築、2006、別冊8月号「環境が切り拓く都市」新建築社