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Jul 2020

2020年度前期 第9回(建築)『モダン都市の系譜―地図からよみ解く社会と空間』

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by Hidenori Endo

『モダン都市の系譜―地図からよみ解く社会と空間』

水内 俊雄 加藤 政洋 大城 直樹  著

ナカニシヤ出版

議題

① 街中を歩いていて、あなたにとっての都市の見かた、発見のしかたとは?

② 日本の都市と海外の都市の一番の違いは?

③ 日本の中でも東京は特殊な都市といわれるが、それはどのような特徴で感じる?

④ 東京の都市構造はかなり完成度の高いものであるといえるが、不必要・足りないと思われるものは?

⑤ 今までの旅行などで一番記憶に残っている場所は?

2020年度前期 第9回(建築外)『オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義』

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by Hidenori Endo

『オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義』

オリバー・ストーン ピーター・カズニック 著 夏目 大 訳

早川書房

議題

① 不燃都市や城塞都市などあるが、戦争が建築に与えたものはあるか。

② 多目的トイレの問題で、LGBTQの人がトイレを使えないという問題もあるが、普段暮らしていて、気付かされた差別はあるか。

③ それらを建築で解決する方法は、何があるか。(議題②を踏まえて)

④ ISISが遺跡を破壊したことは記憶に新しいが、戦争や紛争によって建築物など破壊されることは今後多くなると思われる。その前に見ておきたいものなどはあるか。

⑤ やはり建築は、人間中心主義から逃れられないのか。

2020年度前期 第8回(建築)『ラスベガス』

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by Kai Yamaguchi

『ラスベガス』

R.ヴェンチューリ 著 / 石井 和紘  伊藤 公文 訳

議題

①文中に、近代建築家たちは、工業のヴォキャブラリーを建築設計に転用したことや、類推、象徴、イメージなどから刺激を受け、設計の契機としたとあるが、みなさんにも同様の経験やそれらを意識し設計に臨んだことは、今日までにあるか。 (p.24-26より)

②ラスベガスでは、「自動車および高速道路と建築のコミュニケーションに関連した新しい空間秩序であり… 」との文中の一節に見られるように、歩行者の視線に加え、自動車のドライバーから見える視線も意識した建築や屋外広告のデザインがなされていることが読み取れます。このような人の視線を意識した建築を体感し、印象に残っているものはあるか。

③本著「ラスベガス」が示すポストモダン建築論、40年経過した今日でも筆者が示した議論は、有効であるといえるか。 また、本著を読み、自分にとっての新しい発見はあったか。

④- コロナ時代を迎えて - 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出禁止令等の影響を受け、ラスベガスの街においても、数々のカジノやホテルが休業に追い込まれた他、其処で予定されていたイベントの多くが中止になりました。コロナが、今後のラスベガスの景色を一変させると言えるか。

⑤ラスベガスの景観をそのまま移植させるという意味ではなく、日本の建築・都市形成の観点から「ラスベガスから学ぶこと」は、何であると考えるか。

2020年度前期 第8回(建築外)『中動態の世界ー意志と責任の考古学』

On
by Kai Yamaguchi

『中動態の世界ー意志と責任の考古学』

國分 功一郎 著

医学書院

議題

① 中動態についての認識。読む前、読んだ後の認識の違い。

② 言語は思考の可能性を規定する。(p.111 l12)
日本語と非日本語を使っている時に言語と思考の関係に差を感じたことがあるか。
外国人に対してそう思った経験があるか。

③ 中動態的な体験
初めて訪れる建築空間では多くを感じ取ろうとして何か感覚が繊細になる気がする。

これは体験する私が繊細になろうとする能動と作家の意図した空間を体験する受動との狭間、中動態的体験かもしれない。
普段何気なく体験する空間と初めて訪れる建築空間では何か体験として異なるか。どう違うのか。

④ 建築空間を設計することは中動態的な行為か。
設計者が何が目的があり自発的に決定される線(能動) 何か他の要因によって決定される線(受動) がある。

これは現在、自律か他律かのパースペクティブにある。そこで自律か他律かで引いたとは言い切れない線とは何か。
またその線を考慮に入れて、建築を捉え直す時、建築をつくることにおいて新しくパースペクティブをつくることは可能か。

⑤ 能動と受動の間にあって定義されていないなと感じたものごとってありますか?

2020年度前期 第7回(建築外)『縮小ニッポンの衝撃』

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by Hidenori Endo

『縮小ニッポンの衝撃』

NHKスペシャル取材班 著

講談社現代新書

議題

①第1章について、もしAさんのような状況に、自分がなってしまったとしたら、どうしますか?

そのまま東京に残りますか?地元や地方で再スタートしますか?

②地元や馴染みの地域で、近年公共サービスやインフラの縮小は、見られますか?

③地元や馴染みの地域で、島根県の鍋山地区のように住民と財政どちらを優先するか選択を迫られたとき、どちらを優先すべきと考えますか?(P.145~)

④こういった経済的に苦しくなってしまった一方で、ポジティブな側面を見出すことはできそうですか?

⑤数十年後、夕張市のようになってしまうかもしれない地方自治体に、公共建築の設計をもし依頼されたら受けますか?

受けるとしたらどのような設計が考えられそうですか?

 

2020年度前期 第7回(建築)『Re PUBLIC 公共空間のリノベーション』

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by Hidenori Endo

『Re PUBLIC 公共空間のリノベーション』

馬場正尊+OpenA 著

学芸出版社

議題

①斉藤純一さんは、日本の公共の概念をofficial, common, openの3つの意味に分けています。この中のcommonについて、どう考えますか?

②印象的な公共空間ありますか? また、好きな理由は何ですか?

③今は公共空間ではないが、公共空間にして再利用することができると思う場所がありますか?

④ソーシャルディスタンス長期化背景下の公共空間について、もしみなさんが考え直すなら、どのような考えがありますか?

⑤コロナ時期の公共空間リノベーションは、何が考えられますか? (例えば、劇場や映画館といった場なら?)