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Nov 2020

2020年度後期 第8回(建築)『メディアとしてのコンクリート(前半)』

On
by Kai Yamaguchi

『メディアとしてのコンクリート』

エイドリアン・フォーティー 著 坂牛卓+邉見浩久+呉鴻逸+天内大樹 訳

鹿島出版会

議題

① コンクリートに対して近代的か、後進的か、どちらで設計の際に捉えることが多いか。
② コンクリートに歴史を刻むにはどうしたらよいか。
③ コンクリートには粗く見せるものと、平滑に見せるものとがあり、現代は粗く見せる方向に寄っている。それはなぜか。
④ ”自然”素材と”非自然”素材を組み合わせるとき、2者の折り合いを設計の中でどのように考えているか。
⑤ 工学的にコンクリートに寿命が来た時、その建築は壊すべきか、構造補強を繰り返して保存していくべきか、あるいは壊してもう一度同じ形、同じ仕上げで打ち直すべきか。

 

2020年度後期 第8回(建築外)『歴史学の思考法』

On
by Kai Yamaguchi

『歴史学の思考法』

東京大学教養学部歴史学部会 編集

岩波書店

議題

① 第1 章 歴史に法則性はあるのか
小氷期における飢饉を代表するように、農業分野以外でも環境が歴史に与えてきた影響は大きいと思います。現在、温暖化による環境リスクを抱える中で、COVID19 の世界的流行により、一定期間経済活動が停滞する中で、深刻であった環境汚染に改善がみられることが世界的に確認されており、環境に対する問題改善が実現可能なものとして意識が変化したのではないかと感じます。建築においては高層建築において木造を取り入れることで、環境に対して貢献できるのではないかという研究もされています。次世代に向けて建築的視点から環境改善にアプローチする方法として他に何が考えられると思いますか。
② 第4章 人々のまとまりをとらえなおす
第5章 現代社会の成り立ちを考える
交通網、通信の発達で世界は身近なものとなり、学びや生活の場所として、出生国以外での生活も選択肢として考えられるようになりました。その一方で地域の中にその国とは別の文化をもつ人種が集まることでの争いも多くなったと感じます。グローバル化する社会の中で、自国民の労働確保、自国の文化の保護など国家としてのあり方を考える要性も感じます。これまでのように世界的な結びつきを重視するのか、国家を再認識するのか、これからどのような時代に突入していくと思いますか。
③ 第1 章 歴史に法則性はあるのか
これまでの歴史を振り返ると、感染症の流行はその後の建築や都市計画に大きく影響を与えてきたように思います。現在はリモートワーク導入よる郊外への移住ということも注目されていますが、歴史的にも、感染症の流行時には感染者の多い都市部から郊外への移住というのもあったようですが、その後を見ると都市部への回帰というのも特徴のようです。これ以外にも、これまでの歴史から考えられる影響はどのようなことだと思いますか。

2020年度後期 第7回(建築外)『ブルーノ・ラトゥールの取説』

On
by Kai Yamaguchi

『ブルーノ・ラトゥールの取説』

久保明 教 著

月曜社

議題

① 第一の発想(道具説的発想)、第二の発想(社会構成主義)、第三の発想(アクターネットワーク論)の三つの発想がこの本で説明されているが、自分の考えと近い発想はあるか、もしくは納得できるものはあるか。

② p.119 後ろから3行目~
「パストゥールの語る乳酸発酵素と正確に対応する物質はパストゥール以前に存在しない。対応を生み出す関係性がパストゥール以前には構築されていないからだ。」とあるが、この考えに対して賛成派か反対派か、とその理由。

③ モダニズム ポストモダニズム ノンモダニズム
ノンモダニズムの観点から建築を考えることに価値はあるか、もしくは過去にそれに近い考えや建築があったか。
ex)「高岡のゲストハウス」 ノウサクジュンペイアーキテクツ 能作文徳建築設計事務所(共同設計)
『建築におけるアクター・ネットワーク」とはなにか』
建物は建築資材というモノの集合によってできている。建物の空間構成に重きを置いて捉えたならば、モノは空間を構成する部品でしかない。モノに内在した履歴やプロセスに着目するならば、モノは能動的なアクターとしてストーリーを語りはじめる。建物はさまざまなモノをひとつの場所に繋ぎ合わせるネットワークの結び目となるのである。

④ 「共通世界」とはどのような世界のことか

p.160 l.7~
「より多くの多様な結びつきをたどることによって、互いに異質で噛み合わない諸アクターがどうすれば同じ世界(共通世界)を生きられるかを探ることができる。」
p.246 l.11~
「異種混交的なアソシエーションを組みなおしながら、諸アクターを共有できる世界」

建築における「共通世界を生きるアクター」とは

2020年度後期 第7回(建築)『新編ー住居論』

On
by Kai Yamaguchi

『新編ー住居論』

山本 理顕 著

平凡社

議題

① 今皆さんが住んでいる集落は何型ですか?(a . ぺトレス b .クエバス型 c .メデイナ型)

② 日本の住居形態は欧米の住居形態と何が違い点がありますか。

③ コロナ生活、新しい働き方、住宅に直結する問題についてどう考えますか。(public&privacy 、領域)

④ 一人暮らしの場合、「public」を感じるところがありますか。