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May 2023

第4回 (建築) 『アルファベットそしてアルゴリズム』

On
by Shunsuke Yamamoto

著:マリオ・カルポ  訳:美濃部 幸朗

鹿島出版会

アルファベットそしてアルゴリズム

 

議題

  1. あなたはスタディでデジタルツールを用いることがあるか?使う場合、どのように/何のために使用しているか?
  2. 模型を作らない設計事務所が現れてきている。それについてどう考えるか?
    模型、3Dモデリングやレンダリングのメリットや価値はそれぞれ何だろうか?
  3. コロナによる生活様式の変化を通して、リモートワークの可能性が大きく広がった。
    「Withコロナ」から「Afterコロナ」に移行している今、これからのデジタルツールを考えたい。
    建築業界において、プレゼンテーションツールは模型から3Dモデルやレンダリングに置き換わるだろうか?

第3回 (建築以外) 『資本主義の終焉と歴史の危機』

On
by Shunsuke Yamamoto

著:水野和夫

集英社新書

0428 資本主義の終焉と歴史の危機

議題

  1. 資本主義は本当に終焉するのか?
    水野氏は、現代のグローバル資本主義が継続するためには、新しい経済システムの構築が必要であると主張資本主義が持続的な発展を続ける可能性があると主張する声も多い 
  2. 社会的・政治的な改革が必要か。
    環境問題や貧困などの問題に対処するためには、社会的・政治的な改革が必要である」とある。社会的・政治的な改革の必要性や、改革の方法について何が考えられるか。 
  3. 資本主義が終焉を迎えた先、建築のあり方や存在意義はどう変化していくか。
  4. 資本主義国家に生きる我々にとって、社会の構図に対して疑念の目を向けることは大変難しいことのように感じるが、どのようにすれば今の社会に対して疑念を向けることができるような目を養うことができるか
  5. 成長至上主義国家が、そしてその社会が建築業界にもたらした影響は?

前期 第3回(建築) 『比較西洋建築史講義』

On
by Shunsuke Yamamoto

著:中谷礼仁

インスクリプト

輪読ゼミ_比較西洋権建築史講義_池田恵

 

議題

  1. モダン建築史ゲーム(p178~)の記載があった。著者の回答例や学生の回答の紹介・解説があるがそれをいったん忘れて4人のグループでこのゲームを行い、結果と選択の理由を発表しあう。
  2. 建築史の中では土地のビルディングフッドとライブリフッドによって建築が作られていたと述べられている。(p37~)
    様々な建材が使えるようになった現代ではビルディングフッドはどの程度重要な要素だと考えられるか。
  3. また今までの設計課題や建築家の実例などで活用された例があるか
  4. ルネサンス以降の建築は、比較によって定義されたそれ以前の様式を選択することが一般的特徴とあるが(p167)様式や他者の建築を模倣する際に、模倣する建築家や建築家のどのような部分を様式やスタイルと決めることが多いか。
  5. また、模倣する際にどのようなことに気を付けているか 

前期 第2回 (建築以外) 『理科系の作文技術』

On
by Shunsuke Yamamoto

著:木下是雄

中公新書

理科系の作文技術 レジュメ

議題

  1. 修士:昨年、論文を書いたうえで、どこをかくのが難しい、時間がかかると感じたか。B4に 伝えておきたい気を付けた方がいいこと
    B4:黄表紙を読んで、どこが読みづらいと感じたか
  2. この本では、重点先行主義といったことが、作文する上で大切であると語られている。建築のプレゼン、プレボ作成の上では、必ずしも直接的な分かりやすさが大切であるとは思わないが、建築の説明の上では、何が大切であると思うか。
  3. 逆にこの本で、語られている中で、建築の論文、プレボをつくるうえで、別に大切ではないと思うことはあったか。
  4. 建築家の言説や、文章から設計を考えたことはあるか。ない場合、どういった手がかりから設計を考えることがおおいか。
  5. B4の方は、今なんとなくやりたいと考えている論文の内容を教えてください。
    この本の内容に関わらず、論文に関しての質問タイム

前期 第2回 (建築) 『実況近代建築史講義』

On
by Mii Kawagishi

著:中谷礼仁

インスクリプト

230421_近代建築史講義_江藤

議題

  1. 社会と建築の間にある関係について、以下の2つの立場が挙げられている。(p.18)1 )建築が社会を変える側面もある(l.13)2 )社会が建築を規定する(l.16)さらに筆者自身は「建築とは社会の変化に合わせて、己のテーマや表現形式を変えてきた、そんな社会追従型の芸術」(l.19〜)と述べている。あなたは社会と建築の関係をどのように捉えているか。
  2. 折衷主義の建築において、なぜ異質な様式が混在できるのかという問いに対し、本書では「新聞という紙や、建築の躯体などの、内容を均質に展覧することができる平面があるから」という答えを出している。(p.52)あなたはこの答えについてどう考えるか。(賛成、反対、不十分だと感じる点は無いかなど)
  3. II章ではミースやル・コルビュジェの活動に加え、未来派やロシア構成主義、バックミンスター・フラーの活動など、モダニズムの傍流についても当時の芸術運動との関連を指摘しながら解説されている。II章全体を通じてモダニズムに対する印象の変化などはあったか。
  4. モダニズム以降から現代までの建築と芸術との関係はどのようになっているだろうか。モダニズムの時代と比較して変化しているのであれば、それはなぜだろうか。
  5. 筆者は植物のもつ不気味な側面を捉え、従来のグリーニズムを批判しうるような建築群を〈クリティカル・グリーニズム(批判的緑化建築)〉と呼び、日本の建築の新たな可能性を見出している。(p.191)この点についてあなたはどう考えるか。また、本書に取り上げられた建築以外にクリティカル・グリーニズムに分類されそうな事例は何か思いつくか。