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Feb 2022

2021年度後期 第9回(建築)『テクトニックカルチャー(前半)』

On
by Haruya Ishizaki

ケネス・フランプトン 著

松畑 強、山本 想太郎 訳

TOTO出版

議題

意匠以外との融合が、極めて単調に歴史を進めていることについて。

1導入

現代において思うあなたの結構的建築1位は?内部だけ、外部だけ、両方など。

2昨日、自分の殻を破る的な話がありましたが、このテクトニックカルチャーはそれが「構造・材料・構法」でした。

自身にその取り組みにそれはありますか?共感する建築家はいますか?

3結構的ということの限界と、現代におけるその変化は何か。大切なことは何か。それを学ぶ環境にあるか。

4日本の話が意外と出てくる。愛国心の話ではなく、日本らしさとは何か。エレメントを感じる建築はあるか。

2021年度後期 第8回(建築外)『脱グローバル論』

On
by Haruya Ishizaki

平川克美・内田樹・中島岳志・小田嶋隆・平松邦夫 著

講談社

議題

  1. この本は「国民国家」対「資本主義社会」の大きな2項対立で議論が進む

前者で登場する“共同体”と資本主義企業は組織としてどんな相違点があるか

 

  1. 119内田さん、「ネットワークを構築できるか否かで今後は階層分化が起こってくる」

やむを得ずそれが難しい人に対してどのような捉え方、救い方があるだろうか

 

  1. 東京はその“カオスさ”によってネットワーク構築が苦手な人たちにとっても住みやすい街とされている

共同体的な考え方は彼らにとっては逆に生きづらさを与えてしまうのでは

 

  1. 就職先や今後の暮らし方を考える際に、この本の考え方(国民国家対資本主義とか)は影響するか

2021年度後期 第7回(建築)『東京2025ポスト五輪の都市戦略』

On
by Haruya Ishizaki

市川宏雄 著

東洋経済新報社

議題

  • 将来東京に住みたいですか?または別の場所に住みたいですか?住みたい場合はどの辺りかと理由
  • P57

リニア新幹線で仕事の仕方が変わるとありますが、実際どの程度変わると思いますか?

(リモートによってどこでも仕事が出来る様になった今、物理的な移動時間が短縮されることがどこまで有効か?)

  • 2章

東京の都市力の分析について。都市総合力、都心の総合力、大都市圏の総合力についていくつかの指標を元にランキングを作成していますが、ランキングについての意見、又は他に必要な指標はありますか?

  • 1章

東京一極集中、地方のコンパクト化に賛成?反対?

→東京と地方で求められる建築とは?

〔•3章128ページ

観光立国を目指すとある。コロナで観光業界に大きな影響があるが、コロナ終息後、観光に何か変化があると思いますか?〕

2021年度後期 第6回(建築外)『ファッションは語り始めた』

On
by Haruya Ishizaki

西谷真理子 編

フィルムアート社

議題

・どれくらい服買いますか?(頻度、価格?)こういう服を着たいとか、こだわりがあるかないか、あったら聞かせて

  • ストリート/サブカルなども一つのコンテンツとして消費され再生産される現代において、再び洋服を選ぶ意味は何?

・流れていくファッションに対して、いつまでもなくならない建築 評価対象が複数あるファッションに対して、対象が明確な建築 あなたにとって実際の建築を評価、論じるための評価軸は何?p.30 第一章

・オンリーワン / ナンバーワン あなたの建築に対するモチベーションは?p.212 第四章

2021年度後期 第5回(建築外)『職業としての小説家』

On
by Haruya Ishizaki

村上春樹

新潮文庫

議題

①皆さんは小説を読みますか?オススメの小説はありますか?

読まない人は村上春樹といえば、小説家といえばどういうイメージを抱くのかについて教えてください。

②小説家は寛容な人種ではない。建築家は?

③オリジナリティについて。建築においてのオリジナリティとは?どう意識していますか?

④小説家は個人的な営みとありますが、建築設計は個人的な営みだと思いますか?

⑤自分のために小説を書いている…かもしれない。同じことが建築に言えますか?

2021年度後期 第5回(建築)『権力の空間/空間の権力』

On
by Haruya Ishizaki

山本理顕 著

講談社新書メチエ

議題

1.「閾」という空間概念,「家」と「住宅」について(pp.54,l14~)

実感として、「閾」,「no man’s land」を感じることはあるか。または感じたことはあるか。およびその空間の使われ方(できれば近代以降の空間で)

2.「世界」空間と「社会」空間について(pp.142,l6~)

「世界」と「社会」の関係、位置付けをどう考えればよいだろうか。(「世界」→「社会」のプロセスであるように感じる)

「世界」という空間に近づいていくには何が考えられるだろうか。

 

3.「1住宅=1家族」システム(pp.176,l6~)

今、みなさんおおよそ「住宅」と呼ばれるところに住んでいる。この先の人生で「家」に住みたいと思うか。とその理由について。

4.標準化された空間(pp.244,l3~)

標準化された空間を批判してみる。(e.g. 「施設」批判 , 集合住宅…)