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Nov 2024

2024年度 前期 一時間設計 5/17

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by ichiyanagisyunsuke
0517_1時間設計お題_山川山荘

お題:この住宅は、1枚の基壇・6つの箱・1枚の大きな屋根のみで構成されている。また、他者と切り離された場所という状況において、それぞれの部屋の結びつきの関係を説明することは不可能であると山本理顕は述べており、この配置についての説明は一切ない。ただ、他者との関わりがないと規定しているにも関わらず、何かと繋がろうと外部空間を設けているようにも見える。山本理顕が常に考え続けている、私的空間の内側にあって、それでもなお公的空間に属する「閾」空間の萌芽が見られる。

今回の課題は、
① 1枚の基壇(形状は自由)、
6つの箱(平面形は山川山荘と同様、断面形・開口は自由)、
1枚の大きな屋根(形状は自由)、
を用いて、
② 『何か』とつながる「閾」空間をもつ住宅を設計せよ。
③ 『何か』は各自が想定して明記せよ。
④ 設計する場所は各自で想定して明記せよ。

0517_出席者提出分_merged

2024年度 前期 2.5時間設計 5/10

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by ichiyanagisyunsuke
240510_2.5時間設計資料
お題:Fujimi Hut は三間(5.4メートル)角の正方形平面。
三間角は一間角を一間(ひとま)と呼ぶと九つの間でできているので九間(ここのま)と呼ぶ。
そして建築歴史家の神代雄一郎は九間で構成される中世日本建築の名建築の部屋が多いと指摘した。(足利義政室町殿の寝殿など、添付の図)
そこでみんなにはこの九間をベースにnew Fujimi Hutを設計してほしい。基礎はあるものとしてその上に作る木造の別荘を設計してほしい。
コンセプトを明確にすること。
大きくても、小さくても、多層でも平屋でもいい。
今回は少しリアルに建物の構造も考えてならが設計すること。
構造は木造とすること。

コンセプトとデザインが整合し、物としての建築も考えられたものをものを評価する。

2024年度 前期 一時間設計 4/26

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by ichiyanagisyunsuke
240426_お題_住吉の長屋

お題:住吉の長屋は、東西に2階建ての4部屋と、真ん中に吹き抜けの中庭が1つある構成になっており、つまり直方体の外形の中に5つのボリュームが収まっている構成になっています。

 

そこで今回のお題は、
①外形の直方体の形はそのままで、
②その中に5つのボリュームが収まった住宅を計画してください。
③その構成にした意図(コンセプト)を簡潔な文章または図で説明してください。
※各ボリュームの形は自由です。直方体でなくても構いません。
※ボリュームのうちのいくつかは、住吉の長屋の中庭のように外部空間でも構いません。
※外形の躯体には適宜穴を開けても構いません。
※住人は自由に設定してください。

0426_出席者分_1時間設計_merged

2024年度 前期 一時間設計 4/19

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by ichiyanagisyunsuke
240419_お題_フィッシャー邸
ルイス・カーンは2つの矩形をリビングキューブとスリーピングキューブに分けて45°に配置し、その45°に空間の分節を担わせました。
夫婦2人の住宅。
自分ならどのように配置するか考えてみてください。

A:8350×7000 H7800の矩形
B:7750×7900 H5500の矩形

①2つの矩形に別々の意味を設定 :◯◯キューブ
②矩形の外形(WDH)はそのまま、他は自由
③2つの矩形の配置は自由
④矩形に穴あけOK
⑤Aは必ず地面に接していること

2024年度 前期 一時間設計・第一回 4/12

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by ichiyanagisyunsuke
240412_お題

お題:この住宅は1962年に竣工して以来、1981年にお手伝いさんの個室(図面では食堂)を食堂に改築、1990年には1階を増築、その他適宜、仕上げや断熱、遮音材、設備が更新されている。
増改築の主な要因はお手伝いさんが必要なくなったり、大人3人が各々好きに活動するには手狭になったりといった内容。
(『小さな森の家 軽井沢山荘物語,建築資料研究社,1996』を事前に是非読んでください。)

そこで、今回の課題は、用意された図面を現在のものと仮定して、
① 添付の赤い部分の躯体(RC部及び木造軸組部)を残して、
② 大人3人が各々好きな活動ができる建築に増改築してください。
③ 大人3人の設定は各自が行うこと。
④ RC部躯体には一部穴を開けても構わない。

0412_出席者分_1時間設計