2020年度前期 第8回(建築外)『中動態の世界ー意志と責任の考古学』
『中動態の世界ー意志と責任の考古学』
國分 功一郎 著
医学書院
議題
① 中動態についての認識。読む前、読んだ後の認識の違い。
② 言語は思考の可能性を規定する。(p.111 l12)
日本語と非日本語を使っている時に言語と思考の関係に差を感じたことがあるか。
外国人に対してそう思った経験があるか。
③ 中動態的な体験
初めて訪れる建築空間では多くを感じ取ろうとして何か感覚が繊細になる気がする。
これは体験する私が繊細になろうとする能動と作家の意図した空間を体験する受動との狭間、中動態的体験かもしれない。
普段何気なく体験する空間と初めて訪れる建築空間では何か体験として異なるか。どう違うのか。
④ 建築空間を設計することは中動態的な行為か。
設計者が何が目的があり自発的に決定される線(能動) 何か他の要因によって決定される線(受動) がある。
これは現在、自律か他律かのパースペクティブにある。そこで自律か他律かで引いたとは言い切れない線とは何か。
またその線を考慮に入れて、建築を捉え直す時、建築をつくることにおいて新しくパースペクティブをつくることは可能か。
⑤ 能動と受動の間にあって定義されていないなと感じたものごとってありますか?