2020年度後期 第5回(建築)『建築夢の軌跡』
『建築夢の軌跡』
多木 浩二 著
青土社
議題
① 本書では、筆者が7人の建築家を挙げ、それぞれの建築的なプロセスについて論じているが、その中で共感したもの部分とその理由について
② 篠原一男について筆者は、見えない無意識的な空間の設計手法に良さがある(p.40)としているが、自分自身が設計する際に意図してはいないが改めて見ると共通していることはあるか?なぜそういう風に考えているのか?
③ 伊東豊雄の「中野本町の家」のようにクライアントと共に生き、そして消える建築(p.179)の考え方はリノベーションが普及している現在においてとても特殊になってきていると感じるがその考え方に対してどう考えるか?
④ 坂本一成の函館公立大学の案(p.213)の中にあるメディア・ステーションは珍しくなくなっているように感じる。現在、コロナ中において大学という場にもこれから変化が訪れてくるのではないかと考える。そこで、これからの大学建築はどのように変容していくのだろうか?
⑤ 3章では、表象化しないような都市に筆者は魅力を感じているように思う。そこで、ふとした時にその街を思い出す景色はあるか。それはどんなところから感じるものか?