2020年度後期 第3回(建築外)『崇高の美学』
『崇高の美学』
桑島 秀樹 著
講談社
議題
① 石、山、大地…などそういった「天」ではなく「地」的な要素から何か思考が始まったことがあるか
② カントとバーグの崇高の概念の違い バーグからカントへの移行で美学における美的特質たる「いわく言い難いもの」がなくなった 建築も建築要素のみに自律的になり、モダニズムでは多くのものを削いだ 現在では建築でどんなものがなくなって、どんなものを取り戻そうとしているのか p.95
③ 人間と自然の関係が人間とテクノロジーの関係へと変化したことで(p.188) カントの言う自由な大人の精神(倫理観)のようなものは変化しただろうか p.103
④ 建築は表象不可能性をどうやって乗り越えるべきか そもそも建築は何か精神や、考え、性格、概念のようなものを持てるのか p.125,215,226など