前期 第2回 (建築) 『実況近代建築史講義』
On
by Mii Kawagishi
著:中谷礼仁
インスクリプト
230421_近代建築史講義_江藤議題
- 社会と建築の間にある関係について、以下の2つの立場が挙げられている。(p.18)1 )建築が社会を変える側面もある(l.13)2 )社会が建築を規定する(l.16)さらに筆者自身は「建築とは社会の変化に合わせて、己のテーマや表現形式を変えてきた、そんな社会追従型の芸術」(l.19〜)と述べている。あなたは社会と建築の関係をどのように捉えているか。
- 折衷主義の建築において、なぜ異質な様式が混在できるのかという問いに対し、本書では「新聞という紙や、建築の躯体などの、内容を均質に展覧することができる平面があるから」という答えを出している。(p.52)あなたはこの答えについてどう考えるか。(賛成、反対、不十分だと感じる点は無いかなど)
- II章ではミースやル・コルビュジェの活動に加え、未来派やロシア構成主義、バックミンスター・フラーの活動など、モダニズムの傍流についても当時の芸術運動との関連を指摘しながら解説されている。II章全体を通じてモダニズムに対する印象の変化などはあったか。
- モダニズム以降から現代までの建築と芸術との関係はどのようになっているだろうか。モダニズムの時代と比較して変化しているのであれば、それはなぜだろうか。
- 筆者は植物のもつ不気味な側面を捉え、従来のグリーニズムを批判しうるような建築群を〈クリティカル・グリーニズム(批判的緑化建築)〉と呼び、日本の建築の新たな可能性を見出している。(p.191)この点についてあなたはどう考えるか。また、本書に取り上げられた建築以外にクリティカル・グリーニズムに分類されそうな事例は何か思いつくか。