第7回(建築)『日本近現代建築の歴史 明治維新から現代まで』
著 日埜直彦
講談社選書メチエ
議題
現在は下からの近代化の流れにより下からが一般的であるが、もしいま上から変化を促したとしたら、どのような変化が起きるだろうか
p94 三つの立場に分かれていたが、11行目、西洋建築がいまだに一般国民の感覚から遠いという彼らの現状認識を背景としていた。
とあるが今ではそうではない。ではあなたはどの立場につくか
一つ前の問いと関連して、これまでの流れがあって都市が形成されている。では、いまの東京がいきなり焼け野原となり、新たな都市を形成しなければならないとしたら、何を重視するか。元通りにするか、昔のように戻すかなど。
第11回(建築) 『反オブジェクト 建築を溶かし、砕く』
隈研吾 著
ちくま学芸文庫
1. オブジェクトに代わる別形式の提案として8つ上がっているが、そのうち最も共感する ものは何ですか?(実際に訪れたことがあるものもあれば。)逆に共感しないものは?
2.「建築はオブジェクトである。⇔関係性である。(タウト)」対比されているが、皆さん が魅力的に感じるのはどちらが多いですか?また設計課題に取り組む際にどのように 考えていますか。(1章 P14)
3. 建築の中で他者の視点が混ざる(見えるものと見るものが循環する)空間体験はありま すか。また、その魅力は何だと思いますか。(6章 P196)
4. 建築におけるコミュニケーション、建築の需要の形式についての記述がありましたが、 建築の受容の形式が変化することによって建築の形は変化すると思いますか。(P250)
5. 『「粒子の都市計画」「都市の粒子化」が行われなくてはならない』とありますが、都市 の粒子化として具体的に考えられることは?(P270)
第4回(建築外) 『はじめての構造主義』
橋爪大三郎 著
講談社現在新書
議題
- 構造主義は物性を捨象しているという面からも批判されポスト構造主義に移行。建築においても物性(素材等)への注目が見られます。皆さんは形式的な建築とモノ的な建築のどちらが好きですか。
- 変換(置換)を行っても普遍のものが構造である。だとすれば建築設計においてもビルディングタイプや規模を変換させても普遍の問題意識みたいなものが自身ににとっての構造(理念)になる。みなさんの設計において構造にあたるものはなにかありますか?
- p204 「構造主義の批評は、神話学みたいに、作品を完結した宇宙としてみなす。」みなさんは批評で気をつけていることはありますか。
- 建築コンペにおける「真理(制度)」の押し付け合いについて。
第1回(建築外) 『チョウはなぜ飛ぶか』
チョウはなぜ飛ぶか
日高 敏隆 著
1. 子どもの頃に虫に関してなにか不思議だったことはあるか。
2. p137「かぎ刺激」について。身の回りのかぎ刺激、思いつくものはあるか。
3. 研究方法として、文献を集めて分析する方法と実際フィールドに出て実験したり
アンケートを取ったりする方法、どちらが好きか。どちらが得意か。
4. 今まで研究をやってきてorこれから研究をやるうえで、
この本を通して何か思ったことや考えたことはあるか。
第10回 一時間設計 7/9
【街の家 増田信吾+大坪克亘 2018】
ーお題ー
1層(33㎡)の敷地に、3層の内部空間(99㎡)を持つ住宅を設計せよ。ただし地下の設計は可能。
街中の騒然とした場所であることを意識して設計すること。
第3回 2.5時間設計 7/2
建物規模は300㎡で、プログラムはペットルーム3つ、ゲストルーム、ヒノキ風呂、リビングルーム(100㎡)、駐車場(2台)は必須。
勾配屋根とし、山中湖と富士山が見えるテラスを作る(眺望が確保できる高さは7mほど)