2020年度前期 第8回(建築)『ラスベガス』
『ラスベガス』
R.ヴェンチューリ 著 / 石井 和紘 伊藤 公文 訳
議題
①文中に、近代建築家たちは、工業のヴォキャブラリーを建築設計に転用したことや、類推、象徴、イメージなどから刺激を受け、設計の契機としたとあるが、みなさんにも同様の経験やそれらを意識し設計に臨んだことは、今日までにあるか。 (p.24-26より)
②ラスベガスでは、「自動車および高速道路と建築のコミュニケーションに関連した新しい空間秩序であり… 」との文中の一節に見られるように、歩行者の視線に加え、自動車のドライバーから見える視線も意識した建築や屋外広告のデザインがなされていることが読み取れます。このような人の視線を意識した建築を体感し、印象に残っているものはあるか。
③本著「ラスベガス」が示すポストモダン建築論、40年経過した今日でも筆者が示した議論は、有効であるといえるか。 また、本著を読み、自分にとっての新しい発見はあったか。
④- コロナ時代を迎えて - 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出禁止令等の影響を受け、ラスベガスの街においても、数々のカジノやホテルが休業に追い込まれた他、其処で予定されていたイベントの多くが中止になりました。コロナが、今後のラスベガスの景色を一変させると言えるか。
⑤ラスベガスの景観をそのまま移植させるという意味ではなく、日本の建築・都市形成の観点から「ラスベガスから学ぶこと」は、何であると考えるか。